イタリアの代表的なスープです。ファーストフード店やファミリーレストランでも定番になってますから、名前ぐらいは聞いたことがありますよね。ところが、日本でありがちな「ミネストローネもどき」になっていて、ほんとのミネストローネに出会ったことはありません。もっとも、数多いイタリア料理店の中には、きっとまともなミネストローネを提供するところがあるとは思いますが。
本来のミネストローネは、野菜と豆だけで作るもの。いろいろな野菜をいっぱい入れて、じっくり煮込みます。ズッキーニ、ニンジン、じゃがいも、セロリ、玉ねぎ、かぶ、ホールトマト(缶詰)、ローリエ、金時豆、オリーブオイルが主な材料で、それと水が少し。具だくさんの野菜スープなんですね。だから、コンソメなどのスープストックやベーコンなどを入れるのは邪道なのです。
シェルマカロニや短く切ったスパゲティを入れてもいいけど、鍋に残したままにすると温め直すときにはボヨヨ〜ンになるわけで、注意が必要。