めんつゆ
01/08/13

スーパーに行けば、多種多様なめんつゆがズラーッ! その中から値段だったり高級そうだったりブランドだったりして選ぶというのもまあ一方法ではあるのですが。やっぱり自家製はひと味もふた味も違います。「ほほう、こんなに奥深いのか」とか「べったりと甘くなくていいねえ」「化学調味料に頼らない、本来のめんつゆの味だねえ」などと、ご隠居的な滋味深い感想を述べる権利がもれなくついてくるという(笑)、とっておきのめんつゆをご紹介します。
めんつゆ

■材料(2リットルのペットボトル1本分)
水…2000cc(10カップ)
混合削り節…50g
昆布…10g
以上、だしおよそ8カップ分
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みりん…2カップ
しょうゆ…2カップ
(比率=だし4:みりん1:しょうゆ:1)

■作り方

(1) 鍋にキッチンばさみで切れ目を入れた昆布と水を入れ、中火にかける。


(2) フツフツとしてきたら昆布を取り出す。


(3) 混合削り節を入れる。


(4) 沸騰する直前に火を止め、そのまま置く。
(5) 1〜2時間ほどしたら、し用の目の細かいこし器で漉す(万能こし器にリードペーパータオルのような目の細かいペーパータオルをのせて代用してもよい)。このときお玉などで厚削りの上から押したりしないこと。自然にこされたものだけを使用する。そののち計量。
(6) きれいに洗った鍋にみりんを入れ、中火で沸騰させてアルコール分をとばす。
(7) そのあとしょうゆを入れて、かるく沸騰させる。
(8) (5)のだしのうち8カップを(7)に入れ、軽く沸騰したら火を止めて冷ます。

●わかりやすい分量で作ってます。いずれの手順も一切ふたをしません。

●冷ましたらきれいに洗って乾かしたペットボトルに入れて冷蔵庫のチルドルームへ。作った当日よりも、翌日か翌々日のほうが「角がとれて」おいしいと思います。多すぎる人は半量で作ってください。日持ちのほうは諸条件で変わるので何とも言えません。1週間ぐらいでしたら問題なく使ってますが、食べた後にうっかりして冷蔵庫へ入れ忘れたとかすると、日持ちは短くなるでしょう。

●そうめん、そばなどの「つけ」にはそのまま、「かけ」の場合は薄めて使用します。

●混合削り節を増量するのはいいとしても、昆布を増量してもだしの濃さにはつながらないばかりか、腐りやすくなるので注意してください。およそ鍋の直径分ぐらいがちょうどですが、それも昆布の幅にもよるので一概には言えなくてつらいところです。上質の昆布は少量でいいダシがでます。

●けずり節をこすときに、けずり節をきれいにこさないと、くさりやすくなります。お気をつけください。

●忙しい友人に「自家製のめんつゆ!」と差し入れすると、とても喜ばれます。その場合、ペットボトル500mlのラベルを剥がし、ふたをしてから、和紙を重ねてラッピングするとおしゃれですよ。くれぐれも「冷蔵庫のよく冷えるところに入れて、なるべく早く食べきって」と添えることをお忘れなく。