つくばに引っ越してきて10年以上が過ぎました。東京ではまず見ることがないような自然にあふれています。だんだん開発も進んできましたが、ちょっと中心部をはずれると、まだ自然の宝庫。また、雑木林があって季節季節の楽しみを抱えています(もっとも、虫が苦手だったりすると、また印象も違うのかな)。いつだったか見たこともないおいしそうな実を見つけて、おそるおそるひとつ口へ。それが桑の実との出会いでした。これまでジャムにしたらいいかもと思いながらも、まとめて収穫するチャンスがなく、のびのびに。今年ようやくやってみました。目下、パン食よりごはん党の私は、当然の流れとして、ジェラートの素材として使ってみることに。濃厚な味を楽しめます。次いつ作るか、チャンスなんてめったにないかも知れませんが、忘れないためにもメニューとして残しておきます。桑の実は、生のままでは流通してませんので、私になんとかせ〜などと無理難題を押しつけないでくださいね。だって、私ももっと食べたいぐらい好きなのですから。
|
■材料(作りやすい最低の分量)
(A)ジャム
桑の実…300〜400gぐらい
グラニュー糖…桑の実の重さの40%
レモンの絞り汁…1/3個分
(B)ジェラート
生クリーム…1パック
(A)で作った桑の実ジャム…150cc
牛乳…50cc
(ジャムと牛乳を合わせて200ccに)
卵黄…2個
グラニュー糖…大さじ1
(C)トッピング
(A) で作ったジャム…好みで
|
|
■作り方
(1) 桑の実は洗って水気を切り、重さを量る。
(2)
ホーローもしくはセラミックの鍋に (1)、桑の実の重さの40%のグラニュー糖を上に置いて10分ほどおく。
(3) グラニュー糖が少しとけたところで、中火にかけ、沸騰してしばらくするとアクが出てくるので、アクをすくう。レモン汁を加えてさらに煮る。
(4)
中火〜弱火で煮詰めて、ややジャム状になったところで火を止めて冷ましておく。
(5)
(B)の材料のうち、卵黄をボウルに入れてほぐしたら、生クリーム、牛乳、ジャムを入れて混ぜる
(6)
デロンギをセットし、回転させたところへ
(5)を注いでいく。
(7)
20分間まわしてスイッチを切り、冷凍庫に入れ食べ頃のかたさになるまで(20〜30分ぐらい)待つ。
(8)
器に盛り、好みで残りのジャムをトッピングする。
|
|
|
デロンギ20分間まわしたところ。まだかなりやわらかい。羽根を外して冷凍庫へ入れ、好みのかたさにする。
|
|
●加熱しないジェラートです。一度で食べきってください。
●ジャムを作るとき、ホーローもセラミックもない場合は、ステンレスの鍋を使ってもかまいません。
●桑の実のヘタ、今回はツメの先ではさむようにして切っていきましたが、やわらかいので、あえて取らないで煮てしまってよいようです。
●作り方の写真は2000/7/5のアイスクリームを参考にどうぞ。
|