のしんのフルーツケーキ・カマタ流
01/02/10

2000年も終わろうとしているとき、電脳カマタ食堂・別館ともいうべきサイト「noshin's kitchen」が誕生しました。すごく魅力的なキャラクターのしんが運営するこのサイトは本館のアクセス数を上回り、1か月ちょっとでアクセス1万を達成。そこのフルーツケーキ、話題にはなっていたものの、作ったのはつい最近です。でも、みんなが繰り返し「あれは本当においしい」と言うのがよくわかりました。じんわりおいしい大人の味。あまりにも気に入ってしまったので、本人の許可を得て、ここに「のしんのフルーツケーキ・カマタ流」としてアップすることにしました。だって、独り占めしておくには、あまりにももったいなかったから。少しだけ私のアレンジが加えられています。

のしんのフルーツケーキ・カマタ流

■材料 (18センチのパウンド型1本分)
薄力粉…70g
アーモンドプードル…50g
無塩バター…120g
素精糖…100g
卵…2個
ラム酒漬けのミックスフルーツ…120g
(入手できれば)蜜リンゴ…40g


■作り方

(準備1) 万能ざるにレーズン、サルタナ、カットしたプルーンなどを入れて上から熱湯を回しかけた後、水分を切る。きれいな広口ビンにこれを入れて、上からマイヤーズ・ラム(ラム酒)をフルーツが完全に隠れるまで入れる。このまま寝かしておく。使うときには汁気をあまり入れないようにして(かといってすっかり汁気を切るとこれもまた味に奥行きがでない)必要な分だけ計量しておく。

(準備2) 型に紙を敷くか、無塩バターをうすくぬって小麦粉をはたいておく。

(準備3) 蜜リンゴは1センチ角に切ってざるに入れ、熱湯を回しかける。

(準備4) オーブンを200度に予熱する。

(1) 小麦粉を計ってふるう。

(2) アーモンドプードルを計ってふるう。

(3) 室温において指で押したらへこむ程度になった無塩バターをミキシングボールに入れ、ハンドミキサーでホイップ状にする。

(4) 次に素精糖を加え、ハンドミキサーですり混ぜていく。全体が白っぽくなめらかになるまで混ぜる。

(5) (4)に卵を1つ入れてよく混ぜる。

(6) (5)にもうひとつ卵を入れたら全体的によく混ぜる(ここまではハンドミキサーの中〜強の目盛りでよい)。

(7) (1)(2)を入れて木べらで切るようにさっくりと混ぜていく。

(8) 計っておいたラム酒漬けのフルーツを入れ、ツヤがでるまでよく混ぜる。

(9) 生地を型に入れて少し上からトントンと落として生地を落ち着かせ、上を平らにしたら予熱しておいたオーブンに入れて、温度を180度に下げて60分焼く。

(10) 竹串を刺してみて、生の生地がついてこなければ焼き上がり。網の上に置いて冷ます。粗熱がとれたら型から外す。

(11) 完全に冷めたら好みでアイシングをする。アイシングについては「甘夏ケーキ」を参照。


●ドライフルーツのラム酒漬けは保存がきくので、清潔なビンに作り置きしておくと、いつでも気軽にフルーツケーキが焼けます。ラム酒は「マイヤーズ・ラム」がおすすめです。

●オリジナルでは発酵バターを使用しています。こだわりたいところではありますが、ここではどこでも入手できる無塩バター(食塩不使用バター)を使いました。

●カントリータイプのケーキなので、素精糖を使っています。白砂糖よりも深みが得られます。「きび砂糖」などでもいいでしょう。三温糖は限りなく白砂糖なので、選べるのでしたら「素精糖」「きび砂糖」のほうを使ってみてください。