カスタードプリン
00/12/24

小さい頃から、すごく好きだったカスタードプリン。オーブンがなかったから、カスタードプリンはケーキ屋さんで買ってもらう、もしくはレストランで頼むものでした。そのうちプリンの素が発売されてオーブンがなくても作れるようになったけど、やっぱり似て非なるもの。それに、なんともいえぬ甘ったるい人口香料が苦手で、いつしか遠ざかっていました。

オーブンを買ってから、何度も作りました。バニラエッセンスが(プリンの素ほどではないにしろ)気になりました。そしてまた遠のきます。インターネットの時代になって、高いバニラビーンズばかりでないことを知りました。もう怖いものなしです(怖いのは体重計ぐらい)。お金を出せば何でも買える時代になったけど、大人になってもやっぱりプリンはごちそう。バニラビーンズを使った贅沢なプリンは手作りがいちばんです。

プリン型は、新しく買うのであればステンレスのプレーンなのをまとめて買うと、重ねて収納できるので便利。その他に、陶磁器のココット型なども使えます。余談ですが、プリン型はバターライスを詰めてちょっと押さえ気味にして、洋食の時に皿に盛りつけるとお皿の中で高低ができて(高=ライス、低=メインディッシュ)、視覚的に華やかになります。ちょっと裏ワザですね。型に詰めたライスってお子さまランチのイメージが強いですが、レストランでこの盛りつけを見たときに「大人にも使えるなあ」と思いました。ちなみに、そのときはバターライスに刻みパセリを混ぜたものでした。

カスタードプリン

■材料
牛乳…400cc
卵…4個
グラニュー糖…40g
バニラビーンズ…1/3本
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(カラメルソース)
グラニュー糖…50g
水…大さじ1
熱湯…大さじ1

(準備1) オーブンを160度に温めはじめる。

(準備2) 型にサラダ油などの油を薄く塗る(分量外)。ペーパータオルを使うとやりやすい。

(準備3) 湯せんにするための湯を沸かしておく(分量外)。

■作り方

(1) カラメルソースを作る。鍋にグラニュー糖と水を入れて中火にかけ、砂糖がすっかり溶けて透明になるのを待つ。その後しばらくして茶色く色づき始めたら鍋をゆすりながら煮詰めていき、全体があめ色になったら火から下ろしてすぐに熱湯を加える(とびはね注意)。バチバチの音がおさまったら、すぐに型に流し入れていく。冷めると鍋の中で固まってしまう。使い終わった鍋は湯をたっぷり入れておくと後が楽。

(2) 別の鍋に牛乳と切れ目を入れたバニラビーンズを(切れ目を開くようにして)入れて、温める。ふちがプツプツとしてきたら火を止める。

(3) ボウルにグラニュー糖と卵を入れて、泡立てないように気をつけながら混ぜていく。

(4) (2)の鍋の中でバニラビーンズを開き、少ししごいてバニラをさやから出す。そののち、(3)のボウルへ少しずつ注いでは混ぜていき、全部入れ終わったら、こし器でこす。

(5) 油を塗った型に(4)を静かに流し入れ、天板に並べていく。

(6) オーブンに(5)を入れてから、直前に最び沸騰させなおした湯を天板に注ぎ入れる。

(7) そのまま30〜40分程度、蒸し焼きにする。途中湯が少なくなったら、熱湯を足す。

(8) 竹串を刺してみて、何もついてこなかったらできあがり。オーブンから出して冷ました後に冷蔵庫に入れるか、バットに氷水を入れてそこに並べて冷ます(このほうが早く冷える)。


●食べるときに、生クリームに少し砂糖を加えゆるくホイップしたものを添えてもいいです。

●型ごとテーブルに出すときは、ちょっと容器にも気を配って。型から外すときは、まずプリンの周囲を軽く押さえ、そのあと薄いナイフのようなもので型とプリンのふちの間をぐるりと回し入れ、皿に伏せて取り出します。

●この方法であまりスができるようなら、次回から、途中なんどかオーブンの扉を開けるようにするといいです。または、オーブンレンジに付属しているレシピ集で、その機種に向いているプリンの温度設定が何度になっているか確認してください。