ある週刊誌(たぶん、読者の大半は男性と思われるもの)の後半グラビアページに、とにかくいつか機会があったら絶対に食べよう!と思わせる料理が載っていました。それは、名古屋の名物「ひつまぶし」。見慣れた鰻重とまた違い、とにかく鰻をとことん堪能しようという精神にあふれていて、名古屋に行く当てもないのに後生大事に(!)その切り抜きを持っていました。ところが、全然縁がない。だったら旅行すればいいんだけど、ひつまぶしだけ味わいにいくのもなあ。ところがある日、運命の神様が名古屋方面の取材をあてがってくださった。へこへこ感謝しつつ、おでかけ。堪能したのはいうまでもありません。あれほどの感動はなくても、おうちごはん党のカマタとしては、やってみたいわけですね。いかがでしょうか。おひつ、欲しいなあ。でもないから、「御重まぶし」ね。しゃもじは本塗りで奮発いたしました(笑)。
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■材料
鰻の蒲焼き…1枚
蒲焼きのたれ…蒲焼きについてくるものを使用
温かいごはん…適宜
[おこのみで]刻み海苔、わさびなど
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■作り方
(1)
鰻の蒲焼きを魚焼き器かオーブントースターなどで温める。たれがたっぷりあるようなら、途中、刷毛でたれを塗りながら焼くと香ばしくなる。
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(2)
焼き上がったら、さくに切る。
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(3)
大きめのボウルにごはんを入れてほぐし、(2)を入れて、上からたれをまんべんなく振りかけながら混ぜる。蒲焼きを全部混ぜ込んでしまわず、少し取りのけておいて、重箱に移したときに上にのせるようにするとボリューム感が出る。
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(4)
重箱やおひつなどに移し、ふたをして、ほんの少し蒸らすようにする。完成。
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●おひつがあれば、蓬莱軒のひつまぶしと同じように、ごはんの上に切ったうなぎを揃えて載せてというのもいいかもしれません。一杯目は普通に食べて、二杯目は薬味とともに、三杯目はお茶漬けでというのが、名古屋のひつまぶしの提案でした。おいしい。また食べたいです。
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