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研磨スポンジ | 00/01/26 | ||
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(写真A)
(写真B)
■普段づかいの鍋は、ビタクラフト・シリーズ(ステンレス多層鍋)です。買って1年2年とたつうちに、なんとなく、くすんでくるんですね。洗っても曇っている。ときどき磨いてやらないとな、働き者の鍋に感謝をしないとなと思います。何年か前に、一番はじめに買った鍋の曇りがすごくなってしまったので、カタログに載っていた専用洗剤を買ってきました。使ってみたところクリームクレンザーで、高価な割に効果のほどはイマイチ。それにニオイがきつい(やっぱりアメリカものって感じ)。これでは料理に影響するのではないかと思えるほどでした。で、くすぶったまま。 ■先月、スーパーで買い物をしていたら目に留まったのが「研磨スポンジ」。パッケージに「洗剤を使わずに手あか、水あかをきれいに取る」とあります。ふむふむ。「浴室、蛇口まわり、洗面台などに」とも。4センチ角のスポンジが4つ入って300円もしなかったので、早速買い求めました。すぐに洗面台を磨いたところ、さすがに年季が入ってるので新品とまではいきませんが、水あかもよく落ちます。ふと思い立って、鍋です。やってみました。おおおおお〜と感動するぐらい輝きます。こんなに輝くと、写真に撮るときに写りこむなあと変な心配をするぐらい(料理写真をやっている人はわかると思いますが、光ってる金属製品はまわりのものが写りこんでしまうので、やっかいなの)。まあ、2年目の鍋が光るのは当たり前と思い、10年選手を登場させました。取っ手を境にして、鍋の高さの部分が「磨く前」と「磨いた後」になってますが、写真でわかりますでしょうか。 (写真A) ■ここで取り上げるにあたり、なんとなく心配になってメーカーのアズマ工業に電話をしてみました。低い温度で燃やすとやはりダイオキシンが発生するそうです(家庭の小型焼却炉などですね)。自治体の多くは1000度とかで高温焼却するといったダイオキシン対策をとっていますから、クレンザーでがんがん洗ってその水を流すよりも、適切な処理をすればこちらのほうが環境にやさしいのかもと思うのですが。使い方はいたって簡単で、水を含ませてこするだけです(写真B) 。だんだんボロボロになってきますが効果は変わらず、元の半分ぐらいの大きさまで使ってもいいそう。ただし、メラミンフォームというひじょうに細かい鋭利なもので(実際に手に取ると単なるスポンジです。顕微鏡なんかで見ると鋭いってことですね)汚れをかきおとすので、手の荒れやすい人は、ゴム手袋をしたほうがいいみたい。木製品と光沢面が気になるプラスチック面には使えません。すでにいろいろなお店で見かけます。サイズ違いもあります。 ■発売元=アズマ工業株式会社 |