ミディトマト 00/04/30

ミディトマト

■中玉のトマトです。大玉とミニトマトを掛け合わせて作ったらしい。「ヘルシーミディトマト」というのが正式名称らしいですが、長すぎです(笑)。まあ、ネーミングはともかく、すごく甘くて、肉もしっかりしているし、今のところ農家さんが情熱をかけて育てているのでしょうか、真っ赤なものしか流通していません。糖度の高さと保存性のよさがウリです。1玉60グラム前後、直径50ミリ前後。購入価格は550グラムで250円です。価格のほうは産地や店によってかなりのばらつきがあると思われます。

■水に入れてみました。気持ちよく沈みます。実のつまったよいトマトの証です。

■さらに甘いトマトがお好みなら、切ったあと、スプーンの柄のほうの先(すくうほうではなく、柄ね)で、種とそのまわりのゼリー状の部分を取り除いてみてください。

■トマトは切ってから箱の中や輸送途中で赤らむことを考慮して、完熟とはいっても、ほんとの完熟で収穫することはほとんどなかったはずです。また、消費者が好むサイズで完熟させると、確実に樹(かぶ)のほうが痛んだり疲れたりするわけで、農家としても避けたかったというのもあるのでしょう。何よりも、青果は相場ものですから、少し高値なら、多少真っ赤の手前でも出荷したいわけですね。まあ、それらの複雑な状況がからみあって、模索しているのではないでしょうか。生活スタイルの多様化で、この中玉トマトはすこぶるつきの使いやすさ。これからもっと普及すると思います。

■産地は日本各地に広まっています。検索エンジン(gooなど)で「トマト ミディ」と入れてみてください。かなりの件数がヒットしますよ。