トム・ヤム・ワラビ
00/06/09

採りたてのワラビをいただきました。売っている山菜はことごとく「くたくた煮」になってますが、山菜は歯ごたえを楽しみたいものです。で、あく抜きをしたら、トムヤムクンに入れてしまうのが、タイフリークの私のレシピです。

「あく」って漢字に変換すると「灰汁」なんですね。木灰であくをぬくのが本式です。でも、そんなのなかなか手に入らない。そこで「重曹(じゅうそう)」を使います。スーパーで製菓材料か漬け物関係のものを売っている棚にあります。1リットルの水を沸騰させ、そこに重曹20グラムをとかして、バットに並べたワラビの上からかけます。押さえをして(ちょうどすのこが使えた)皿などで重石をします。これは、まんべんなくワラビが浸っているようにです。重すぎてワラビがつぶれないように。一晩置いたら、ちょうどよくなっています。まだあくが強いようであれば、軽くゆでて水にさらします。

トム・ヤム・ワラビ

■材料
トムヤムクンのキューブ(市販品)…2つ
水…1リットル
エビ…6尾程度
ブナシメジ…半パック
パクチー(香菜)…半束(好みで)
バイマックルー(こぶみかんの葉)…2枚
レモングラス…1本
ワラビ…適宜
*バイマックルー、レモングラスは、なかなか入手できないかも。乾物であれば入れ、なければ無理に入れなくても可。

■作り方

(1) エビの背わたをとる。ワラビを食べやすい長さに切る。レモングラスは輪切りにする。

(2) 鍋に湯を沸かし、トムヤムのキューブを溶かす。そこへエビ、ブナシメジ、レモングラス、バイマックルー、パクチーの根の部分を入れ、中火で煮る。

(3) エビに火が通ったら、ワラビを入れてもうひと煮立ちさせ、仕上げにざく切りにしたパクチーを散らす。