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2004年12月1日(水) きょうから師走
早いもので、今年も残すところ1か月。私は今年12年に1度のラッキーイヤーだったらしいのですが、振り返ってみるとどうかなあ。去年よりも前進したものもあるし、停滞事項もいくつか。停滞を「成長が止まった」とか「努力を怠った」と考えるのもアリですが、全部とはいわないまでも、そのうちのいくつかは、熟成期間だと思っています。全体をみると、やっぱりラッキーイヤーだった気がします。来週月曜日からは、来年の手帳にシフトです。ラッキーイヤーをそのまま引き継げますように。

2004年12月2日(木) 野菜たっぷりの日々
毎日なにげなく食事していると、どうしてもバランスが崩れがち。昨日からまた、食事のダイアリーをつけ始めました。一玉買った白菜はまだあります。にゅうめんや、漬物、野菜スープに大活躍。白菜は中心部になっても、葉1枚100gほどあるんです。バランスのことを抜きにすれば、1日分の野菜を白菜の外側にちかい葉なら4枚で摂取することができます。もちろん、おすすめできません。白菜ばっかりではダメです。でも、こういうイメージを持つことは大切かなって。寒い日のランチは雑炊がかなりの定番。白菜もニンジンも、冷蔵庫の残った端っこ野菜をみんなみんな刻んで入れてしまいます。それから、ごまもたっぷり。1週間に150〜200g食べているかと。


先日、仮店舗で営業中の紀ノ国屋で紫色のアスパラガスを買いました。やっぱり前の店舗はゆったりしていてよかったなあと、しみじみ思いました。旧店舗にはなかった1階にあるデリは便利そうです。

2004年12月3日(金) グレイの靴下
メンズライクの革靴を履くことが多く、靴下は必需品。デザイナーズブランドのもので、このところ何足か続けて親指のところがすぐに薄くなってしまって。グレイのシンプルなのをMUJIで見つけて買ってみたら、ほどよいフィット感。足首はしめつけすぎず、かといってゆるゆるでもなく。で、まとめて買って、買ったけどろくに履いていなかったスニーカー用の短い丈の靴下(足口がすごくきつかったので、履いているときに調子がでなかった=涙)は、まとめて処分してしまいました。ちょっとすっきり。


画像はあとでアップしますね


2004年12月4日(土) 旅の準備
早くも旅の準備です。いえ、これといって予定はまだないのですが。このところチクチクしているリネン100%の巾着に、靴下の刺繍。これ、旅の間の靴下入れの予定です。左上に、なぜか黄色い雪の結晶。


画像はあとでアップしますね

2004年12月5日(日) 暴風雨と夏日と
夜半から未明にかけて、まるで台風のような強い雨と風。ベランダの手すりにかけてあったものが、風で揺れてガンガンと鈍い音を発していて恐いくらいでした。それを下ろすほんのわずかな時間でもびしょ濡れになるほどの雨と。朝早いうちに雨は上がり、昼頃にはものすごくいい天気に。久しぶりにちょっと遠くまで散歩に出ました。半袖の人も多く見かけました。12月とは思えない天気(20度以上あったらしい)。そんなに晴れているのに、雲がドラマティック! 黒い雲があったり、白い雲と勢力争いをしていたり。気がついたら、たくさん撮ってました。









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2004年12月6日(月) ゴマゴマな日々
ゴマが大好きで、いつもたっぷり食べてます。今日の朝食は、山ゴボウの味噌漬けを刻んだおにぎりと、その味噌に刻みネギをたっぷりと入れて、それを混ぜ込んだ味噌にぎりと。大きなボウルに、花咲ガニの鉄砲汁。花咲ガニは冷凍の素材。凍ったまま使うようになっていて、冷凍庫にあるといつでも鉄砲汁ができる幸せな素材なのでした。こういう素材はありがたい。加工品中心の生協が多くなる中で、まっとうな素材を素材のまま流通させる生協の存在って大切だなあと思います。


●山ゴボウとゴマのおにぎり
 ネギ味噌のおにぎり
●高野豆腐(凍り豆腐)の煮物
●花咲ガニの鉄砲汁
●浅漬け


2004年12月7日(火) まぐろバーグ!
メバチマグロを解凍してあったので、水に戻す前の高野豆腐をいきなり四面グレーダー(チーズなどをおろすもの)でおろしてパウダー状にし、ボウルの中でしっかりとこねて味をつけ、ひとくちハンバーグのようにして焼いたら、しっかりとした食感の一品に。


●さつまいもご飯(ゴマ二色をたっぷり)
●メバチマグロのバーグ
●焼き芋
●水切りヨーグルトに、みなまたの甘夏の自家製砂糖煮を添えて

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急ぎの仕事が入ったので、午後するべき用事(こまごまたくさん)を前倒し。銀行、郵便局(年賀状用の切手も早々準備)、食料品などなど。どんどん荷物が増えていき、なんだかそんな絵本あったっけ、な世界。しかも、ポインセチアの大鉢(ほんとうに大きい)と目があったので、お買い上げ。抱えて帰りました。


ポインセチアを買うのは何年ぶりだろう。写真は半分しか写ってないの。つまりこの倍あります。元気な鉢植えです。


2004年12月8日(水) イチジクのパウンド
今日も早起き。いつも早起き。仕事して、朝焼けに感動して。昨日からものすごい数のサイトをチェックしています(仕事です)。同じ姿勢が長く続くので、時間を区切って少し部屋の中を歩いたり。


まだ月も見えてるね。朝焼けがきれいだと、一日得した気分になっちゃう。
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午後、イチジクの仕込みをして、夕方、パウンドケーキを焼きました。イチジクのパウンドケーキです。ほんのりキャラメル風味です。ようやく焼菓子がおいしい季節になってきて、うれしい。今年はびっくりするくらい寒さの訪れがのんびりなので、いろいろ不都合も起きているようです。年明けの水仙まつりを予定しているところがすでに満開とか。お正月の切り花用の水仙も早く咲きすぎというし。霜にあたったほうがおいしい野菜も多いけど、大丈夫かな?


ドライのイチジクは、切って、ル・クルーゼに入れます。小さめのパウンド型6本でイチジク400gも使っちゃう。みっちりです。

それから煉乳をたっぷり。今日はいつも使ってる生協のオリジナルブランドの煉乳を切らして、森永の。

モー!


2004年12月9日(木) インタビュー@トウキョウ
朝から東京。バスに乗るときに「途中で事故があり1車線になってるため渋滞だと思いますがいいですか?」と念を押されました。実際にはたしかに1車線でしたが、渋滞はしていませんでした。事故現場には前面大破した大型トラックと、屋根がなくなってオープンカー状態だったようなもう一台が(速度を落としてなかったのでよく確認できなかったので、見間違いであることを祈らんばかり)。上空には毎日新聞社の取材のヘリが飛んでいるし。事故は恐いです。上野到着後、日暮里繊維街へ。赤耳のピュアリネン(リネン100%)を探したのですが、やっぱりなく。ネット上で探すしかないのかもしれません。あるいはフランスに行く?(笑) そのかわり、フエルトの原毛と、ずっと探していた布地をひょっこり見つけてしまいました。


画像はあとでアップしますね
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来年早々、某社のサイトでご紹介いただけることになり、午後はそのインタビューのために渋谷へ。時間があったので、軽めのランチをとり、リニューアルしたばかりのロフトへ。ゆっくりとは見ませんでしたが、少し大人向けにリニューアルした印象が。そして約束の時間が近づき、移動。いつもは撮られる側でなく撮る側なので、勝手が違うというか。いろんなお話しをして予定時間をオーバーして終了後、渋谷から東横線・みなとみらい線で元町・中華街へ。特急に乗ったので駅2つしか止まらず、たったの29分! とても居心地のいいバールで某氏と密談(笑)。というほどのものではないです。でも、有意義でした。

2004年12月11日(土) 濃霧の朝、黄金の昼
朝、ものすごい濃霧。ほとんど前方は見えない状態なので、車を運転する人はさぞ恐かったことでしょう。東京で暮らしていた頃にはこんな霧に包まれることもなかったような気がするので(とにかく記憶にはないんで)、地方特有のものでしょうか。年に何度か濃霧となります。


濃霧でなくなるまで結構かかりました。
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ちょっと遅めの昼は、冷凍庫をチェックして、リゾットに。北海道産のシーフードミックスを細かく切って、薄切りの玉ネギをたっぷり。それとゆでたキャベツもあったので、みじん切りにしてこれもリゾットの中に。手元がすべってたっぷりのサフランが入ってしまい(笑)、なんだか贅沢すぎるリゾットとなりました。生米からですが、そんなに時間はかかりません。シーフードの旨味をたっぷり含んだリゾットで幸せ〜♪なランチでした。


添えたのはレモンタイム。見かけはコモンタイムですが、レモンの香りがします。


2004年12月12日(日) 今日から放映
今日からSKY PerfecTV! の グルメ旅★FoodiesTVで、「カマタスエコの『スローな生活』」がオンエアされます。詳しくはこちらで。ちなみに、第1回目の放送は12月12日23時〜です。

一部の番組表では13日11時〜となっているので、12日の夜はまだ、こぐれひでこさんの回かもしれません。もしそうだったらごめんなさいです。

2004年12月13日(月) 浅草橋、八重洲、小さな忘年会
朝から東京。首都高で事故。10km渋滞にみごとにハマってしまいました(涙)。このところ渋滞にハマってばかり。師走だからみんな気分が急いているのでしょうか。上野に到着後、すぐに宅急便の営業所で荷物を出し(朝のうちに持ち込むと都内なら当日配達できる)、その後、浅草橋に移動。


浅草橋の駅。かなり古い。鋳物が好きなのでジーンとしてしまう。興味ない人にとっては、きっとナンダナンダ?なこの写真(笑)。
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浅草橋のショップをいくつも見て、必要な物を購入し、八重洲ブックセンターに移動。ここで信頼文具舗の和田社長と待ち合わせ。好きなフロアを見ていられるように待ち合わせ場所は決めずに「携帯で」とだけ決めてあったのに、なんといきなり登場でした。「ハハハ、カマタさん、地下にいると思ったから」。すっかり行動がよまれてました(笑)。近くのダバ・インディアでランチ。D70の話やら(ストロボのサンプル画像を見せてもらったり)、文房具の話やら、私が行ってきたばかりの浅草橋の情報とか。近くのスタバに移動し、来年でる新しい本(現在執筆中とのこと)の話なども。←楽しみ


ランチミールス。パパド(豆のおせんべい)とプーリ(平べったい揚げパン)がライスの上を覆っているので何も見えないと思い、よけて撮ったらちょっとマヌケになってしまった。反省。京橋エリアでランチとなったら、ここはおすすめ。

エイ出版社から12月10に発売になった文房具とデスクトップ小物の本「机上空間」(きじょうくうかん)というムックに、和田さんが登場しておられます。中でもP46〜の「達人鼎談」は読んでいて楽しい。男達の文具へのロマンと提案がいっぱいです。

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ひとつふたつ用事を済ませて、夜は小さな忘年会。もう師走も真ん中だし。どこもクリスマスムードはいくぶん控え目で、とくに八重洲や京橋はビジネス街だから、うんと地味。少し歩いて銀座のエリアまで行けば違うけれど。ただ、これだけ暖冬だと、気分もいまひとつのような。そうそう、ちょっと暑かったけれど今日から冬物のコートになりました。

2004年12月14日(火) カポナータ、深夜の原稿書き
イタリア版ラタトゥイユ「カポナータ」の撮影とか、レシピ書きとか。材料が足りなくて、少し離れたスーパーまでお買い物。ついでに散歩(笑)。ようやく、紅葉。なんだか今年はすごく遅くて、もう紅くならないのかと思ってました。最高気温と最低気温の差があるほどきれいな紅葉になるそうですが、今年はその最低気温もたいして下がらなかったので、紅葉が遅れたのですね。でも、順調に進んでいました。燃えるような紅葉のトンネルの中をお買い物にいく幸せ。足元には先に散ったケヤキの葉がかさかさと。


イギリスにも紅葉があるんだけど、色とりどりではないので、ちょっとさびしいかな。
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帰ってきてカポナータ。鍋いっぱいだけど、煮込むと「かさ」は減ってしまう料理。明日もおいしいからもっと作ればよかったかも。部屋も暖かくなるし、冬はやっぱり煮込み料理がイチバン! 夜遅く、原稿書き。Macの前ですっかりうたた寝を。真夜中に起きて書き上げて送信。結局きちんと就寝したのは、いつもなら起きる出あろう午前3時すぎ。ちょっとだけ反省したのでした。


ル・クルーゼでコトコト。白もそのうちね。

2004年12月15日(水) カポナータ、イイダコと出会う
昨日のカポナータをそのまま食べるつもりが、鮮魚のコーナーでイイダコを見て(ゆでてあったのだけどね)ちょっとひらめき! フライパンにオリーブオイルとニンニクを入れて香りを出したらイイダコをさっと炒め、ミキサーでピュレ状にしたカポナータを入れて軽く煮込んだもの。黒オリーブも一緒にペーストに入れたら最高によかったけど、今日はなかったからガマンです。夜はまたイイダコを買いにいき、もう一度アレンジ。ツナ缶を使ってみました。やっぱり黒オリーブが一番合うでしょう。アンチョビでもいいかな。ものすごくコクがあって、ワインに負けません。しっかりとした赤ワインを合わせました。一度で二度おいしいカポナータなのでした。


イタリアンパセリのみじん切りをたっぷりと。


2004年12月16日(木) フエルト、フフフ。
先日、日暮里でフエルトの原毛のキットを買ってきて、初めてのコースターづくりに挑戦しました。キットの中に作り方の説明書が入っていたのですが、なかなかコツがつかめません。もともとチャレンジャーな私は、エエエエーーーーーーイッ!と、とある方法で作業したら、私好みの、ゆるゆるなコースター(不細工なという意味です)になりました。なんかこれはこれでいいかなと。キットからこれだけのコースターができたのですが、重いマグでないと安定が悪いのです。コースターがマグを選ぶようじゃ、失敗かな(笑)。形はいびつでもよいけれど、平らでないといけないというのは、しみじみわかりました。←かなり難しい。


白(左から2番目)と緑(右端)は、間に違う色を挟んで、サンドイッチ状の2色になってます。白は鍋敷きのつもりでやや厚く。からし色はけっこう平らにできました。


きれいな夕焼け! キャラメルミルクティーを飲みながら眺めてました。


2004年12月17日(金) 鼻うた歌ってパンの午後
生イーストを買ってきたので、パン! ころころまんまるな全粒粉入りのパン。時間がかかるけど、こねている時間はたかが知れているし。今年も残り2週間。ふぅ。年末年始はまとまった時間がとれそうなので、新しいレシピをいくつか撮る予定。なんだか師走は時計がいつもより早く回るらしく(笑)、鼻うた歌ってる場合じゃないでしょう、〆切〆切!な午後をすごしました。


手前から、ドライトマト、イチジク、松の実。粉の配合は全部同じ。イチジクが一番のお気に入りです。

2004年12月18日(土) イチジクのパウンド、レシピ
目下のお気に入り、イチジクのパウンドに関して、レシピの質問があったのでこちらにアップしておきます。イチジクは生活クラブ生協のものを注文していますが、足りないときにはクオカで取り寄せ。白いほうのイチジクは硬いので、黒イチジクがおすすめ。

[材料]500ccの水が入るパウンド型3本分
●イチジク
ドライフィグ(乾燥イチジク) 200g
コンデンスミルク 70g
ブランデー 大さじ4
シナモンスティック 1本
キャラメルティー(※) 2パック
塩 少々
水 50〜100cc
(※)は無印良品の「キャラメルシュガー」というティーバッグを利用
■パウンド生地
薄力粉 225g
無塩バター 200g
素精糖 200g
卵(MS〜Mサイズ) 4個
メープルシロップ 大さじ2

[作り方]
(1)イチジクのへたをとって、3mm程度に刻む。
(2)鍋に(1)と残りの●の材料(ブランデーを除く)を入れて、弱火で煮る。途中、ティーバッグをやぶらないように気をつけながらそっと混ぜて煮含め、汁気がなくなってきたらブランデーを入れて混ぜ、火を止める。ティーバッグを取り除いて、冷めたらラップで表面にぴっちりとふたをして冷蔵庫へ。(乾燥を防ぐため)
(3)オーブンは200度で予熱して、焼きに入って10分後に180度に下げ、全体で35〜45分焼く(ファン付きオーブン使用)。目安は竹串をさして生地がついてこなくなるまで。
(4)パウンドの工程はのしんのフルーツケーキと同じ。
▲食べ頃は、焼いた翌日から翌々日です。
▲コンデンスミルクはチューブ入りが140gで使いやすいです。

2004年12月19日(日) イチゴオレ
年末なので、冷凍庫と冷蔵庫を少しずつ。昨日は野菜室にあったイチゴ(半端な数)と冷凍庫にあった冷凍イチゴ、それから牛乳をミキサーに入れて、ガーーーーーーーーッ。甘みの調整はオリゴ糖で。タラーッと入れて、再びガーーーーーーーーッ。冷凍のイチゴを凍ったまま使ってるので、微妙にスムージーっぽくなりました。やさしくてどこか懐かしい飲み物です。


下の布は、ずっと前にキャトルセゾンで買ったもの。ブドウなどの果汁を絞るときに使う布だと記憶しています。ふんわりしていて、コシのあるガーゼのような感じ。
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天気がよかったので、ホームセンターまで球根を買いに散歩です。人に話すと「え、あそこまで歩くの?」いったい何を好んで歩いていくのという顔をされます(笑)。いや、歩くのが好きだし、まあ急いでもいなかったし。途中の道路端の雑木林(恐いから中には入れない)で、赤い実を見つけました。サルトリイバラ(サンキライ、サンキラともいう)です。茎は節ごとに曲がって、ジグザグになっているからすぐにわかります。サルトリイバラの名の通り、トゲも。お花屋さんではこの時期、何本かを束ねて、リース材料として売られていますね。あんなに立派な実はつけないけど、野生のサルトリイバラは、侘び寂び(わびさび)の世界かな。


赤い実は鳥に見つけてもらいやすいように、なんでしょう、きっと。

そして畑は冬支度。稲わらをかぶせてもらっているのは、菊でした。昔の農家は水田があって畑があって、農耕馬(もしくは牛)がいて、自分のうちでうまーく循環できていたのだけど、今は自分のところで循環できているところは、全体からするとごくごく一部かと。たとえ規模は小さくてもいいから、仕組みを体験するのが理想です。教科書なんかにはない「え!」とか「あ!」がいっぱいあって、生きた勉強になるんだもの。紙や布や缶を資源リサイクルに出すのだけがエコじゃないって知ってほしいな。


畑のすみに必ず花があるのは、どこの農家さんも一緒。お仏壇にそなえる花も、自分のうちで咲いた花。

2004年12月21日(火) クリスマス直前の銀座
早めに仕度して高速バスで東京へ。今日もまた渋滞(2時間強)。事故渋滞ではなく、自然渋滞だといっていたので、師走はこんなものなのかもしれません。有楽町、銀座、八重洲と、効率よく動きました。今日は探しているものにたくさん出会えたハッピーな日。そして早めに帰宅して、宅急便の受け取り。それからそれから、原稿を書いて、夜はちょっとワインを。


朝食抜きで出かけたので、MUJI MEALで早めのランチ。リニューアルして初めての利用。豆のストックのデコレーションがなくなり、モノクロームの写真に。これまで濃かった味付けがシンプルになった気がします。スープとパンかライスのついたランチミールです。一人でさくっと済ませたいときには便利。天井が高いし、禁煙というのも◎ 気になっていたカトラリーも、きちんとプラスチックではないナイフが使えるようになってました。


有名なミキモト本店のジャンボツリーツリー。見上げている人、撮ってる人、待ち合わせの人、いっぱい。カメラ付き携帯で撮ってる人が多かったです。


ツリーの下にはハンドクラフトの天使のオブジェ。

2004年12月22日(水) ドレッシングな雲の朝
未明に起きて仕事をして、明け方の空を見たら、空が二層になってました。雲がすっかり上に、そして下の方はまったく雲がなく。なんだか乳化させていないドレッシングみたい(笑)。日ごと空気が澄んでいくのがわかります。筑波山もきれいに見えます。


ドレッシングな雲。
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年末恒例ともなった焼菓子の日。朝からいろいろと仕込みをして、イチジクのパウンドケーキをたくさん焼き、ジンジャークッキーも作りました。生地を休ませたりしている間は、鍋を磨いたり、それからアイロン掛けをしたり。ずっと霧吹きやスムーザーを使っていたのだけど、このところスチームアイロンのスチームがお気に入り。洗ったリネンがスチームでほどよく整っていくのが気持ちいいから。派手にスチームが出る機種に心惹かれるのでした。



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パウンドケーキをたくさん焼くと、卵もいっぱい使います。卵の殻と米ぬか(毎日使う分だけ精米しているので、米ぬかも出るのです)を合わせてフードプロセッサーで細かくしました。卵の殻だけだと、量が少なすぎて、うまく回らないからです。殻がいっぱいだったら、殻だけでも大丈夫。ベランダに置いてあるプラスチックケースの中の土(これから鉢に使う土を入れてあります)と混ぜました。ゆっくりと肥料になって、卵の殻も米ぬかも、やがて土にかえります。今日はそんな余裕もありました。


年季の入ったフードプロセッサーです。
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昨日のお買い物は、前掛け(ロング)と、キッチンクロス。どちらもリネンです。


ポケットは脇からちょっと後ろにひとつ。ゴロゴロしなくて大変よいデザイン。形はソムリエのかたがしていらっしゃるような、ストンとした長いもの。ヒモは後ろから前にまわしてしめます。エプロンも欲しかったのだけど、デザインがダメでした。これとはテイストが違いすぎだったのです。


プランタン銀座に新しくオープンしたCho Lonで見つけました。フックの部分が、品質表示も兼ねたコットンのテープ。これならアイロンをかけても大丈夫! Cho Lonは麻中心で、それに似合う小物も多く、銀座の楽しみがまたひとつ増えた感じ。昨日はリネンな一日でした。

2004年12月26日(日) 38.1度
昨日の夜、上あごに何かオブラートのようなものが張り付いた感じがあって「?」と思ったら、どうやら風邪っぽい。けさの体温37.1度から計るたびにあがってしまい、2時間後には38.1度になってました。氷枕して、綜合感冒薬のんで、布団の中でじーっと。そうしたら、夕方には37.1度になり、復活。あー、よかった。まだまだ仕事残ってるし、ね。それにしても、ジェットコースターなみの私の体温でした。印刷所から年賀状が届いたので、年賀状書きスタート。元旦に間に合うとよいのだけれど。

風邪には葱。刻んでたっぷりと味噌汁に入れたりして、ともかく葱。本日は鍋焼きうどんしました。もちろん葱だく、で。

2004年12月27日(月) 朝の月
未明に年賀状終了。ポストに投函しに行くと、大きな月がまだ残ってました。カメラを持って、もう一度外へ(望遠欲しいなあ。そのうち買おう)。例年、年末年始の空気は澄んでいるのだけど、今年はもう澄み始めているようです。


年賀状の宛名は手書き。中指のペンダコをさすりつつ月を愛でました。


2004年12月28日(火) チャトルで八宝茶
先日、友人からチャトルをいただきました。容器の中に中国茶の茶葉を直接入れて、漉し網をはめこみ、湯を注いでフタをして待つ、という、工夫された携帯中国茶ボトルです。使ってみると、とっても便利。これなら茶葉が開くのを待つ間も香りが逃げないし、万が一デスクで倒しても、フタがしてあれば大丈夫。ジャスミン茶(とくに龍珠花茶が好き)など楽しんでいましたが、今日は八方茶を。ナツメやクコなど、たくさん入って八宝。何度もおかわりするたびに、味が変わります。1杯目よりも、2杯目3杯目のほうが好みかな(1杯目はどうも薬くさい。漢方なので仕方がないですね)。もう20年以上前、台北で1週間、個人の家に泊まらせてもらったことがあって、チャトルではないけれど、いつも長いグラスに茶葉を入れて、熱湯を注いでもらってベッドの脇において寝たのを覚えています。通訳をしてくださった日本語が堪能な階下の人が「こんな略式で」みたいなこと言っていたけど、そのうちの人が普通にそうしていたのだから、私にも同じようにしてくれたのはうれしかった。夜中に起きて、のどがかわくと冷たくなったお茶を飲んでまた寝ます。時間を置いても苦くならないって知ったのも、ここの家でのことでした。


一袋にこれだけミックスされていて、ちょっと大きめの容器じゃないと茶葉だらけになっちゃう!(笑)

メッシュ(漉し網)があるから、口の中に茶葉が入ってこない。メッシュは浮いたりしなくてなかなか工夫されてるんですね、これが。


2004年12月29日(水) 雪降る午後、横浜デート
前から「久しぶりに逢おう」って言いながらなかなか都合があわなかったのしんと横浜でデート。高速も下道もすごく空いていて、1時間半足らずでバスは東京駅に到着。東京駅は大きな荷物を持った人でいっぱい。大変だなあ。品川を過ぎたあたりから雪が降ってきて、横浜に行ったらみごとなぼたん雪でした。「オ・プレチェネッラ」でランチ。頼んだのは、pranzoBの「前菜盛り合わせ+パン+パスタかピッツア(選べる)+ドルチェ+飲み物」。のしんと二人でパスタとピッツアにして、両方とも食べましょうと。


前菜の盛り合わせ。とっても楽しいプレート。カップに入っているのは栗のスープ。

まずはピッツア・マルゲリータから。もちもちですごくおいしい。

そしてパスタ。ほうれん草とホタテのフェトチーネ。クリームソースです。もっと食べたい!と思うほどいいバランス。

ドルチェはカッサータ(果物入りのアイスクリーム)。エッスプレッソでしめてごきげんでした。
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カメラ屋さんに寄って私が必要なものを買い、のしんの家でお茶をいただいて(ウサギ、かわいすぎ! クーを連れて帰ってきたかった)コストコへ。なんかもう圧倒されるアメリカ的巨大倉庫。自分がミニチュアになったかと思うほどなんでも大きいし(笑)。買った物は冷蔵品を除いて送ってもらうことにし、上大岡から京急で帰途へ。東京駅は午後10時をまわっているのに、朝の比ではなくすごい人。横浜では積もっていなかった雪ですが、つくばに着いたらみごと積もってました。

道はそれほどでもなかったけれど…

車はみごとに積もってました。


2004年12月30日(木) ただいま試作中
ふと思い立って、ワンちゃんのためのヘルシーなクッキーを焼いてみました。原材料は全粒粉+かつおぶし+チーズ+水、です。昨日、横浜の東急ハンズで買った骨の形をしたクッキー型を早速使って、焼き時間は長めに。粗熱をとってから、試食。もうちょっとチーズを入れれば、おつまみになるくらいおいしいです。メール便でサンプルを送って、明日試食してもらうことになりました。


さて、どうかな?


2004年12月31日(金) プチ宅配、そしてシャンパンで
大晦日。午前と午後にわけて仕事して、途中に料理。鍋いっぱいのカポナータを作り、半分を前菜にアレンジ。容器につめて、友人に宅配。彼女も今日まで仕事なので、お疲れさまの意味を込めて。帰りにこまごまとしたものを少し買い物しました。お餅は、玄米もちを探していたのだけどなく、玄米あわもちに。ちかくにあった庄内丸もちも迷って、結局2パックとも購入しました。


国内産有機もち玄米65%、国内産もちあわ35%

「余目町農業協同組合女性部謹製」とあります。イラストも素朴なのでした。
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帰宅すると、先日コストコで買った荷物の不在配達票が。再配達を頼むと、夜8〜10時ならということで。10時かあ、配達の人も大変。最後の仕事をメールで送って、仕事納め。そして、荷物を待ちつつモエ・エ・シャンドン開け、大晦日を締めくくりました。うとうとしてたらすっかり新年に。もう何年もこのパターンかな。


2005年はよい年でありますように。



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Akiary v.0.30