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2003年3月3日(月) 撮影
朝から大荷物で移動。スーツケース(小)とボストンバッグ。海外旅行みたいだな〜そのまま行きたいな〜とか思いつつ(笑)。銀行に寄ってから、9時前にパスポートセンターに行って並び、新しいパスポートを受領。パスポートの写真は前回の時よりもちょっと(?)ふっくら。でも、印象はずっと若いかも。写真屋さんで、すぐできるインスタント写真で撮ってもらったけど、1時間待てばきちんとネガの証明写真もできるというのを、支払の時になって知った(ショック!)。うーん、説明してくれてもよかったのになあ。朝食を食べていなかったので買い込んで、特急に乗り込んだ。なにもかもスムーズで、ちょっと調子狂いそう。駅に迎えを頼んで現場に直行。気持ちのいい仕事ができた。それにしても、いつも海外旅行並の荷物。ふう。


2003年3月5日(水) あこがれの人に会いに
朝7時に出発。上野経由で渋谷。そこで真鯛を調達。もっと探すかもしれないと思い早めに出てきていたので時間に余裕。デパートをぐるぐる。ちょうどクロワッサンの店プラム工芸の小さなフェアをしていて、その場で名前を入れてくれるという。とても質感のいい木のヘラとしゃもじにひかれ、迷わず頼んだ。しかも「名前をこうやって2行に並べてください」って紙に書いて。「普通はここ(柄とすくう部分の境目あたり)に縦に名前を入れるんだけど、お客さんのは3文字ずつだからバランスがいいですね」ということで、リクエスト通りに名前を入れてもらえた。




ころんとした柄がとても手になじむ。

そのあと、田町に移動。H報堂の人たちと御殿場へ。キリンの工場で、ブレンダーのKさんと対談。中国茶の話、台湾の話、イタリアの話と、話題はつきず。ブレンドをしていただいて、テイスティングしながらの極楽対談だった。この様子はキリン「ボストンクラブ」の極楽クラブで。(4月15日に更新予定)とんぼ返りで東京に戻り、ブレンダーに届ける中国茶を購入し、高速バスで帰宅。

2003年3月8日(土) 
天気がよかったので、散歩。午前中のいい天気も、午後になるにしたがって曇天に。寒くなって戻る。


いつもの年より、梅の咲き具合が遅めかも。


2003年3月10日(月) 口福な時間
紅茶グマ焼菓子工房のお菓子が届いた。幸せ〜♪ 忙しい合間にティータイム。まったりと口福なり。



しまった、いっちばん好きなリーフパイをお願いするのを忘れてた。やっぱりどこかドジ(笑)。


2003年3月11日(火) あわただしくも、スロウはやってくる
今日は幕張メッセで行われている環太平洋地域で一番大きな食のイベントFOODEX JAPAN 2003に行き、その足で、新宿へ。実はニッポン東京スローフード協会に加入していて、そのニッポン東京スローフード協会主催でFOODEX JAPAN 2003を記念して行われるシチリア食材WORKSHPに参加した。日常的にはあわただしい毎日を送っているかに思える私だが、こと食べ物に関しては、スロウ(スロー)であり、ていねいに作る。やっぱりおいしいものを食べたいから。いまはとにかく早くできるとか簡単であることばかりが持てはやされる時代だが、じつは時間が育ててくれる料理というものがある。ま、コトコト煮る、じっくりオーブンで焼くといった類。食事ぐらいゆったりしたいなあ、というのがホンネであり、時間とひきかえにはできない私がそこにいる。そんなこんなな私は、やっぱり今、とってもイタリア式の時間の過ごし方が、自分に合っているように思う。シチリア島(長靴型したイタリアの、つま先の先にある島)トラパーニ州協賛で、トラパーニ・スローフード協会会長フランコ・サッカ氏による食材の説明を受けながらのテイスティングが中心だった。1テーブルに3人。最初はあまり話をしなかったけれど、ワインが入るにつれ「1時間ではとてももったいない」など話したりして、全体になごやかなムードの中、ゆるく(でも熱く)進行。


フランコ・サッカ氏。右は通訳をしてくださった作家の島村奈津さん(「スローフードな人生!」という本がベストセラーになっている)。


まずは、手前のオリーブオイルのテイスティングから。思いもかけないテイスティング方法だったので、びっくり。その方法とは、左手の上にカップを乗せて、右手でフタをしてすっぽりとカップを覆い、そのまましばらくおいて体温で香りをださせ、右手を少し持ち上げたら鼻をつっこむようにして、香りを確かめる。次に少し口に含んだら(表現は悪いけれども)おじさんが爪楊枝でスーハーするかのように何度か吸い込んで舌の上に広がっていくオリーブオイルをテイスティングするというもの。できればカップに番号なりアルファベットをふってほしかった。ワークショップも初めての試みということで、これから徐々によりよいワークショップになるはず。


サッカ氏、説明をしながらワインをついでまわる。空腹だったので、ワインが心地よく回り始める。


手前3つは、ベジタブルペースト。オリーブ、ケイパーなど。パンにのせて食べた。真ん中・右は羊の生乳から作られたパステーリア(チーズ)、左はツナ。奥の右はフィレットニオート。塩蔵してから干したもの。そして、左はボッタルガ(マグロのカラスミ)。


奥の右側のパンが、まさにスローフード。硬質小麦(トゥミニア)が25%入ったブラックブレッド。手前は上に出てきたツナ。これがすばらしく味の良いツナで、ツナの常識をくつがえすようなものだった。しかし、日本人がイタリアに限らずマグロを取り尽くすので、今、切実な問題となっている。とくに日本資本が入って海上に工場ができてからは、ボッタルガの原料になっている内臓すら地元に供給されずにいるとのこと。


白ワイン→赤ワインときて、最後はマルサラ酒。ロンバルド家のマルサラ酒で、右が10年以上(青ラベルだった)、左が5年物(赤いラベルだった)。


イタリアではニンニクの大量消費国。しかし、最近では中国産の大粒なニンニクや南アフリカの安いニンニクに押されてしまい、元からあった赤ニンニクはほとんど生産されないという。この赤いニンニクはどこれも作れるようなものでなく、ごく限られた土地でしか栽培することができない(赤い色にならない)らしい。作っても儲からないし借金がかさむばかりなので、作る人がどんどん減ったという。赤ニンニクは歴史と郷土性のある質の高い産品を守る「味の箱舟」プロジェクト(絶滅寸前の伝統的な食べ物を見直そう、守っていこうという動き)の対象になっている。ニンニクの話はまったく日本でも同じで、むしろ安いという理由だけでどんどん外国から食材を輸入する日本の方が、やがてとんでもないことになるんじゃないかと思う。いや、すでになりつつあるか。

2003年3月12日(水) 豚豚こぶた
じつは前々から豚の貯金箱を探しているのだが、ありそうでなかなかない。渋谷でようやく見つけたのに、色がダメだった。あせらないで探そう。豚豚こぶた〜♪


2003年3月13日(木) HTMLメール
メルマガをいくつもとっている。ここにきて、楽天市場がHTMLメールを出すようになってしまった(各店舗からのものではなく、楽天がよこすもの)。テキストによるメルマガを希望の人は、そのメルマガをいったん解除して、テキストメールを申し込むように書かれている。最初からどうして選択できるようにしておかないのか、とても不思議である。なぜ購読する側がいちいち手続きをしなくてはいけないのか。あえてOUTLOOKを使ってない私にとっては、とても理解できない。HTMLメールが標準でいいと考えているのは、ちょっと浅はかではないだろうか。恐いのは、右へならえをして、各店舗までもがHTML形式でメルマガを出すようになることである(考えると大変恐ろしいことだ)。うう。そんなのに頼らないでも魅力的なメルマガは出せるだろうに。


2003年3月14日(金) 自由が丘、そして深沢
午前中、仕事をみっちりして、午後、久しぶりに自由が丘に(何年ぶりだろう)。雑貨屋さんザ・ガーデンなどを見て、そのあと、深沢のボーンフリーワークスで行われる[sucre'] Exposition Anano"のオープニングパーティーへ。自由が丘から東急コーチに乗って行ったのだけど、地図持っていても、迷う迷う。ほとんどさまよう人になっていた。ヤマト運輸のおじさんに聞いたら、すごく親切に教えてくれたあげく「これからそこに配達に行くから乗せていってあげたいけど、荷物がいっぱいで乗るところないから」って(いや、そこまでしていただかなくても=汗)。余裕で出かけていたのに、すっかりパーティーの開始時刻を過ぎてしまい、しゅん。気を取り直して早足で歩いていたら「こっちだよ〜、ここだよ〜」と声を掛けてくれる人が。さっきのヤマトのおじさんでした。感謝(ペコリ)。出版記念の作品展で、写真で参加した結花さんと、ようやくのご対面。もう何年か越しで「会いたい会いたい」って思っていて、ようやくという感じ。「どうも〜」って声をかけたら「あー、来てくださったんですかあ」と、なんだか昔からの知り合いみたいに話はスムーズ。よくよく考えたら、名乗ってもいなかった。そのことを後でメールに書いたら「すぐにわかりましたよ!」と。ホッ。帰りは等々力の紀ノ国屋に寄って、そこから東急コーチで自由が丘へ。ダロワイヨに入ったら、やけに混雑。もう、ラッシュ並み。しかも男性比率が異常に高い。そうかそうか、ホワイトデーだったのね(うーん、当日買うものなのかあ?)。ザ・ガーデンの近くのモンサンクレールにいたっては、冷蔵ケースにも台にも、なにも残っていなかった。まるで「本日はオーブンが不調なので休業」といっか感じで、みごとになにもない。そうかそうか。それで納得。いっぱい歩いてお腹空いたので、八重洲でさらっとビールとお鮨つまんで、帰路。



西武に行くのでおなじみのロゴ。ここが御本家...。


みごとな飛行機雲を見ました。なんだかうれしくて。


そして夕焼けも。自由が丘の住宅街です。


anano"さんの作品(のひとつ)。

2003年3月15日(土) 続・豚豚こぶた
やっぱり縁があったらしい。昔ながらの(個人的にはピングーに出てくるような)外国製の豚の貯金箱が好みだったのだけど、それに近いものをGet! ライトンというのだ。[トントン拍子に貯まる!]らしい。ちょっと大きさが手頃すぎるので、[トントン拍子にたんまり貯まる!]大きいバージョンも作ってほしかったり。





電球のようなブタのような、愛らしいキャラ。後ろ姿もかなりプリティ。

2003年3月24日(月) とうとう
ここ半年ぐらい(?)迷っていたが、とうとう買ってしまった、土釜おこげ。無印良品の炊飯専用土鍋である。重かったけど、バスに揺られて持ち帰った。ますますたくましくなる私の二の腕〜♪ さっそく、水と小麦粉を入れてコトコト炊く。そしてそのまま冷ました。まだ炊けない。道のりは長い。


2003年3月25日(火) べちゃべちゃ
おこげ君の初仕事。がしかし! おこげができるどころか、べちゃべちゃなのだ。うーん、水加減のせいか、それとも炊飯時間が短かったか。ビタクラフトだと、イヤでも火の止め時がわかるのだが、おこげ君はいたって静かで、怒ったかのごとく鍋ブタを動かして何かを主張するでもない。えーん、もしかしてこの買い物は失敗だったのではないかと思い始める始末。


2003年3月26日(水) ちょっとマシ
水を控える。炊飯時間を計ってみる。もう、あとはひたすらこれを繰り返して、ベストを追求しないと。米:水を1:1.1に。炊飯を17分にしてみたが、まだベチャっとしている。ツヤも足りない。昨日よりいくらかマシではあるけれど。ああ。

2003年3月27日(木) さらにちょっとマシ
昨日よりもさらにちょっとだけ水を控えて、炊飯時間を18分にした。まだベチャ。しかし、昨日よりはマシ。なかなか「これ!」という具合にはいかない(涙)。なにより土釜おこげという名前なのに、おこげができないじゃんな日々。


2003年3月27日(木) さらにちょっとマシ
まだおこげはできないものの、昨日よりちょっとだけマシになる。亀のような歩み(笑)。


2003年3月28日(金) プリン
このところ卵がだぶついたので、カスタードプリンをたくさん作っている。これに生クリームをかけて食べる。生クリームをかけてから、カップの底に残ったカラメルソースを生クリームにかけるのがミソ。こうすると、なぜだか何倍もおいしく感じられる。


2003年3月30日(日) いやな予感
いきなり歯がしくしく。ムシ歯? 目下治療中ではあったのだけど、夕方になってしくしくと痛くなったのは、左下奥。ということは治療中じゃないところ。いやぁな予感。イタリアまであとわずかしかないのに、大丈夫? とか言いつつも、ちゃんと仕事をして納品。今日は食材の撮影など。夜、気休めに頬にサロンパスだかトクホンだか、とにかくそのようなものを貼って寝る。


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Akiary v.0.30