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2002年7月4日(木) 夜逃げ的コーディネート部隊
とある新築のお宅の撮影コーディネートの日。迎えの車にすごい量の大物・小物を満載して現地へ。その量たるや、まるで夜逃げのようだった。それでもまだ自分としては物足りない部分も多く、課題を多く残した。額や写真立てなど、うちにあるものがそのまま似合いそうなお宅だったので、ほんとうに惜しかったのだ。しかし、しょせん車に載せる量には限りがあるから悔やんでばかりもいられない。カメラマンに「バンを買ったらどう?」と言われたが、その前に免許が(笑)。免許をとったあかつきには、きっと今以上に夜逃げ車として活躍すること間違いなし。

2002年7月6日(土) 脱皮
カナピーが脱皮する。統計をとったことはないのだが、どうもカナピーは大量の食事にありつけた翌日とか翌々日に脱皮することが多いようだ。それって、太ってきつくなった洋服を買い替えるようなものか? ヘビの皮は財布に入れておくとお金が増えると言われているが、カナヘビの皮にもその効果は期待できるのだろうか。小銭ばかり増えたらどうしよう。


2002年7月7日(日) アロマテラピーなカナピー
ゆうべ、七夕のための笹の折れたところをカナピーハウスに入れたところ、なかなか楽しそうなのだ。で、今日は本格的にローズマリーをたっぷり切って入れてみた(ベランダの鉢植えローズマリーが増えまくっているので贅沢に使える)。枝に乗ったりくぐってみたり。やたら楽しそうにしているカナピー。しかもアロマテラピー効果抜群である(笑)。どうして早く気がつかなかったのか。元々、カナヘビをよく見かけるのは切り落とした枝を積んであるところとか、ごしゃっとした枝振りの中型樹木の上なのである。環境は大切だ。めずらしく(?)星が見えた七夕だった。

2002年7月8日(月) 凄まじい仕事量
昨日と今日、よくよく考えたらとんでもない仕事量をこなしていた。ガシガシ書いたので気がつかなかったが、納めたそばからレイアウトに流し込んでいたディレクターが「凄まじい量をこなしてますよ」と言ってきた。そのうえ、ずっと悩んでいたある会社のサイトの更新作業を効率よく(決して手を抜いているわけではなく)いかにしてスムーズに行うかという意味で、自分の中にプカッと解決方法が浮かんだのである。ちょっとコーフンした(単純)。コーディネートのための縫い物をし、それを撮影もした。撮影のうちのひとつは気にくわなかったので、「再撮。もう少し待つべし」とメールを送り撮り直した。気持ちのいい撮影ができた。「カマタさんって、文字も書けるWebカメラマンになりつつある?」って言われて、何やら複雑な気分だった。何かしら表現をすることで稼いでいくのが理想なので、当分は限定せずにやっていきたい(^_^)

2002年7月9日(火) 中国茶で夏バテ防止
いきなり夏バテになりそうな気配。で、メディアもさかんに「夏バテを防ごう」なんていう特集をやっている。冷たいものはできるだけ避けたい。ガブガブ飲むようなものは特にダメ。そこで、中国茶。無印良品で買ったガラスの茶こしとボダムのマグを合わせてみたら、これがぴったり。今日は銀針白蒙(ぎんしんびゃくごう)である。気品の漂うお茶である。夏に最適。できればポットで入れた方がよいけれど、一人分ならこうした方法でもいい。







  <中国茶を入れましょう>
1.ふむふむ。今日はコレにしよう。
2.マグカップにガラスの茶こしをセットして、
 茶葉を入れて湯を注ぎます。
3.鼻歌を歌いながら待って、
 いい感じになったら茶こしを引き上げます。
4.ほらね、いい感じでしょ?
5.さあできました。
  <いただきます>
今日はコマ送りで遊んでみました。いかが?



2002年7月10日(水) チュードル・ロレックス
10数年前にイギリスのバースで買ったチュードル・ロレックスが、購入後まもなく文字盤がぐらつき、そのうえ一日何時間も進むようになっていた(あー、すっかりダマされた感じがしちゃうが、見る目がないのに買った私も悪いのだ)。修理にかなりのお金がかかると思いそのままにしておいたが、先日思いついてネットで前から見ていた会社にメールしてみた。返事にはおよその見積もりが書かれていて、実際には見てから判断するとのこと(そりゃそうだ)。2万〜2.8万で直りそうなので宅配便で送って見てもらうことにした。その返事がきて、2.2万(オーバーホール)+3千(文字盤固定)でできるそうだ。お願いすることにした。結局買ったときよりはるかに高く付くことになったが、それでも国内で買うよりはずっと安かったと思うし(そう思わないとかなり悲しい)、記念だから直そうと思う。バンドのコマを継ぎ足してもらいたかったが、残念なことに本来あるはずのバネが入ってないのでできないそうである。どうやらこれはバースで縮めてもらったときに入れ忘れたらしい。むむむ。とにもかくにも、戻ってくるのが楽しみ♪

2002年7月11日(木) ローズマリーと笹と
カナピーの近況写真。ローズマリーと笹(これは七夕のおこぼれ)を入れてから、ものすごく野性味が出てきて、ごきげんそのもの。ただ、生きてる昆虫にありつける度合いが少なく、運よくクモをつかまえて入れてやると、喜々としてダイブキャッチしている。今年はクモが少ないか、あるいはこれから増えるのか。



ローズマリーはいい香り。なんで早く気がついてくれなかったんだよ〜。笹はワイルドでしょ。それにしても、先日のカミナリは恐かったよ〜。落ち着きなく動き回っていたら、カマタサンにすっかりバレて笑われた。ちっ!

2002年7月12日(金) 台風一過
昨日、仕事で水戸に行っていた。那珂川にかかる橋には増水をチェックしにきている国土交通省とおぼしき人々や、野次馬、そして橋を利用する人でいつもの何倍もの人だかりができていた(だいたい、このあたりを車以外の手段で通行しようという人は通常極めて少ないのである)。橋のすぐ下まで濁った水がきていて、一部道路は通行止めになっている。河川敷には去年までホテルがあったが、その場所も含め、河川敷の面影もない。台風はものすごい力だったんだなとあらためて思う。




上/台風一過。きれいな青空が広がった。バス待ちのバス停にて。下/那珂川にかかる橋。橋の上から増水の様子をア然とながめている人が多かった。それと、川を見ながら運転する人が多いので渋滞が---。

2002年7月13日(土) 簡単パンを焼く
朝食用に、今話題になっている40分でできるパンとやらを焼いてみた。電子レンジとクッキングシートを活用して、とにかくこねない、とってもラクチンなパンだった。ただ、重いパンが好みの私には食べたときの満足感が少ないので、全粒粉をブレンドするなどの工夫が必要かと。焼き上がりはイースト臭がかなりきついように感じたが、5分もしたら消えた。実際には50分ほどかかったが、それでも「簡単に短時間でパンが焼けるなら焼いてみたい」人にはぴったりなのかもしれない。


こねあがりは200グラムだったので、これを6等分。カゴはキャトルセゾン、麻のナプキンは去年の12月にアメリカのランズエンド社から個人輸入したもの。

2002年7月17日(水) 片想いの人
高校生の時、バイト先の飲食店で、座るなり画集を広げる人がいた。注文を取りにいった私は、その画集の名前を覚えて、すぐに買いに行った。熊谷守一(クマガイモリカズ)だった。それまでアクリル画を少しやっていたのだけど、思うところあって描くことから離れていた。クマガイモリカズの絵は、色使いがすごくいいのだ。構図も、なんだかこれまで小難しく考えていたのを笑って吹き飛ばされそうな、勢いのある絵。とくに70歳を過ぎて署名が熊谷守一からクマガイモリカズに変わったあたりから、ぐいぐい引き寄せられる。もう長いこと、私の片想いの人であったクマガイモリカズ。仕事で水戸へ出向くことになっていたので、少し早めに行くことにして、茨城県近代美術館へ足を運んだ。年代順に並んでいるので、どんどん絵が変わっていくのがわかる。彼に絵をほとんど描かなかった時代があるのも知った。カタカナの時代に入ると、バイト先で初めて画集を見た日のことを思い出した。90才を過ぎて、なおあの感性。私はまだその半分も生きてない。青っちょろいもんだ。午後は街づくりの勉強会に出席。

2002年7月18日(木) 仕事のテーマ曲
仕事のための「とあるもの」を探しにおでかけ。とあるものは見つからず、新譜チェックに立ち寄る。試聴しながらも思わずノリノリになってしまった「DISCO NIGHTS ディスコ・ナイツ」。迷わず買いましたねえ。中学時代から高校にかけての名曲ばっかり。いっきに青春時代にワープできるのなんの。


2002年7月20日(土) はじまりはじまり
ここ1か月(温めはじめてからはもっとになるけれど)かかりきりになっていた仕事が、ようやく今日、産声を上げた。水戸、ひたちなかを中心にしたエリア密着のハウジングメーカーコンセプトハウスのホームページの完全リニューアル。その中で「カマタスエコの暮らしノート」というコーナーを担当している。これまで食関連とほんの少し雑貨の提案をしてきたが、ここでは週替わりでティータイムから音楽、インテリアなどなど、たっぷりのエッセンスをお届けすることに。写真も99%が撮り下ろし。隅から隅まで楽しんでいただけると思う。

2002年7月22日(月) 絶句の整理術
昨日今日と東北に出張。その出張先である東北牧場雑誌「ミセス」の編集部の方が取材に。東北といえど日中は炎天下。とても暑かった。取材を終えてふと目に留まったのが、カメラマン(フリー)の秋枝俊彦さんのカメラバッグ。思わず見とれてしまった。で、逆取材(以下、敬称略)。
カマタ「これ、すごいですねー」
秋枝「機内持ち込みの制限が厳しくなったのをきっかけに、機材用の小袋、作っちゃいました。最初はエアパッキンとかも考えたのですが」
「秋枝さん、まさかご自身で縫ったわけでは---」
「裁断は妻にやってもらったけど、自分でミシンかけてます(^_^)」
「だって、ロックミシンもしてるじゃないですか」
「別に難しくないですよ〜」
「私の父もぞうきんとか目隠し用のカーテンもどきは作ってましたが、これは別物ですよ。仕事になるぐらい完璧!」
「いやあ、実家が仕立てやってるから、門前の小僧なんでしょうかねえ。実は---」
「マイミシンとか言わないでくださいよー」
「マイミシンなのでした(笑)。結婚前から持ってた自分のです。生地も自分で買いに行きました」
「ユザワヤの会員なんてねー」
「ははは、蒲田のユザワヤで買ったんですよお。会員証も持ってます(^_^)」
写真ではわからないと思うけど、カメラの本体は複数あるので、ちゃんと小袋に白い布が貼ってあって「F3」とか書いてあった(機種は定かではない)。見えない部分まできれいな仕上がりでホントに絶句の整理術。ミセス編集部の加藤さんともども、深く感心し、ため息もでた夕方だった。快く撮影許可をくれた秋枝さん、アリガト。



2002年7月23日(火) チュードル・ロレックス再び
イギリスで買ってきたチュードル・ロレックスが、買って間もなく文字盤がぐらつき、1日に数時間も狂うようになってしまうようになった。ロレックスの修理は高いし、引き受けてくれるところは多くないと聞いていたのであきらめてずっと使わないでおいたが、最近になってやっぱり修理をすることに。前からネットでチェックをしていたここにメールをしたら予算の範囲内なのでお願いした。で、あがってきた。磨かれていい顔になってるし、時計としての機能も蘇っている。もっと早くお願いすればよかったかも(笑)。

2002年7月24日(水) マーガレット・ハウエル
渋谷で会議があって、他の仕事のための小物の準備も必要だったので早めにスタート。途中から、このところ続いていた頭痛がぶりっかえし、東急ハンズやフランフランのチェックは急きょ中止。イタリアンのランチをとって少し休み、マーガレット・ハウエルでリネンのクロスを買い、リフレッシュして会議に。会議では頭痛もおさまり、終了後にフランフラン→東急ハンズと回り、その足で、紅茶グマ焼菓子工房へ。オーナーパティシェの加藤みどりさんと盛り上がって帰宅。「(カマタさんの場合、ちょっと時間がかかるから)生菓子のお持ち帰りは季節柄おすすめできないので」とお店で洋梨のムースをいただき、すっかり満喫。おいしそうなシュークリームは帰りのバスの中で食べるからと無理矢理お願いしたのだが、何やらいろいろな話で盛り上がってしまい、忘れてきてしまったらしい。さ、食べよう!と思って袋を開けたら、ガーン! それは焼菓子でありました。次回は絶対に(^_^)

2002年7月25日(木) ダレだダレダレ
うーん、未明の一仕事のあと朝食をはさむと、どうも気分がダレダレに。もしかして、これって夏バテ? 頭痛もひんぱんで、あー、本格的なメンテナンスが必要なのかも。とかいいつつ、〆切がある原稿に向かう。月末までものすごい量。

2002年7月26日(金) カナヘビの水飲み
カナピーが水を飲むときが実にかわいいのだが、シャッターチャンスが短く、また回数もそれほど多くないので、これまで写真を撮ることができなかった。が、今日はかなり疲れていたのか、ゆっくり水を飲み、デジカメを向けても逃げずに笑顔をふりまいていた(かどうかはちょっと怪しいけど)。人に「カナヘビを飼ってるのよ〜。すんごくかわいいんだから!」と言っても思いきり変な顔をされる。ちっ、わかってないなあ(笑)。ところが唯一「そうですよねー、うちでも去年飼ってましたよ」という人がいて、いきなり盛り上がってしまった。Super Projectの佐藤豊彦さんで、なんと、後日判明したことには誕生日まで一緒だったのである。パチパチ。



上/私だって水を飲むんでございましゅ。どう? 下/ちょっと休憩中。植木鉢ハウスから頭とシッポだけ出してます。でも、シッポなんか10センチちかくも出てるから、隠れてる意味ないんだけど。

2002年7月30日(火) 
ふと気がつくと、栗の木にはかなり大きくなった実がついていた。すがすがしい色。この暑さが終わったら秋がやってくる。連日室温34度も終わるのだ、うれしい、待ち遠しい。



2002年7月31日(水) パワフルフル!
朝8時過ぎに家を出て、新しく始まった仕事の市場調査のために渋谷へ。そのあとパワーランチ。サラダ→パスタ→デザート→ドリンク。その間にも、新しい仕事の打ち合わせ。ランチ、満足〜♪ 時間ギリギリで神田に向かい、みっちりと濃い打ち合わせ。そのあと、有楽町でひとつ済ませ、買い物もし、神田に戻って有機野菜と飲食店の市場調査。くたくただけど、充実。




上/ホタテとトビッコとシソのさっぱりパスタ。ほんとにさっぱり。そして、きっちりアルデンテ。夏向きの一皿で。白ワインにもよく合う(^_^) 中/ファルファッレのゴルゴンゾラソース。こってりぐあいが好み。もしかして、私の胃袋って20代? ということで、パスタはシェアしました。下/デザートはスイカのソルベ。種に見える部分はチョコレートでできてます。うーむ、満足。


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Akiary v.0.30