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2002年6月1日(土) 高価なお茶、高価なサンダル
「農耕と園芸」という雑誌にずいぶん前から連載を持っている。で、時を同じくして(あるいは私よりも少し後からかもしれない)連載を始めた人にやまけんというのがいる。すごくおもしろい人物で、パワフルなんである。と書いたのはいいものの、バーチャルなお隣さんであって、実際の面識はまったくない。メールのやりとりは前からしていたが、きっかけがなくて会わなかった。で、彼が今月の連載の「冷茶」を読んでメールをくれたのである。「いいお茶があるんだけど、飲みに来ません?」ちょうど新宿で午後から会議なので、午前中、会社の方におじゃました。初めて会うのに全然初めて会ったという感じがしない(笑)。日本の農産物、ガンバレ!という話題で大いに盛り上がってしまった。とろりふくよかな日本茶を堪能して、極楽な時間を過ごし、タクシーで東京駅に出て、それから中央線快速で新宿に向かったが、なんとその時点で待ち合わせと1時間も間違えていることに気づき、デパートを少しゆっくり見た。でも、足はジンジン痛い。いろいろ見て回るつもりが、靴を見ているカマタであった。ところが甲が高くて日本人の足型とかけ離れているのか、きっちり足首にストラップがまわるような靴やサンダルは、すべてダメだった。マジックテープ仕様でなんとでもなりそうなものも多いのに、甲高のせいで、マジックテープのある部分ギリギリだったりして、恥ずかしくて履けないデザインのものが多かったし。あれだけの数がありながら、私の足に合うのはたった1足。しかも、全然値段に見えなくて。とりあえず、待ち合わせの時間が近づいたので仕事モードに切り替えた。その後、会議は盛り上がって予定をはるかオーバーして終了。すぐさま売り場に直行して、歩く人のための靴とサンダルのコーナーで、サンダルをお買い上げ。すぐさま履き替えた。あー、パンプスが痛くて涙が出そうだった。高価なお茶から始まり、目玉が飛び出そうなほど高価なサンダルで一日を終えた。病院へ行こうっと。



上/これが本日お買い上げのサンダル。痛かったのが一瞬に解放された神様。下/マジックテープどめになってるものも甲が高いせいで、こんな感じになってしまう(写真はわざとそういう状況にしてあります。このサンダルはきっちりと止まるので購入しました)。これじゃハズカシイから履けません。そういう事情で断念した靴やサンダルがいくつかありました。

2002年6月2日(日) 卵サンド
なんだか急に卵サンドが食べたくなって、ゆで卵をゆでる。ちょうど10日ほど過ぎた卵が冷蔵庫にあり、つるんと殻がむけた。気持ちいい。卵サンド用の卵は、ゆでてから卵カッター(?)でまずスライスして、今度は崩さないようにしっかり持って90度角度を変えてもう一度スライスするときれいに切れる。これを容器に入れて和えるだけ。最初はマヨネーズだけで和えたが、そこにコールスロードレッシング(市販品)を混ぜたら、トンデモナイオイシサになった。軽くあぶってもおいしかった。

2002年6月3日(月) フットケア
歩けないほど足が痛い。ゆるめのパンプスを履いたらとたんにタコと魚の目ができちゃったのだ。涙がでるぅ。土曜日に買ったサンダルを履いて、皮膚科へ。ニッパーのようなものでていねいに硬くなった皮膚をカットしてくれた。以上おしまい。拍子抜けだった。「同じ靴を履き続けている限り、またなりますね。足のことを考えたら、ぞうりのような形が一番です。まあ、そうもいかないのでしたら、極力パンプスは避け、しっかりと足を包み込んで、なおかつ指先が圧迫されないようなものを選んでください。大きすぎるのもダメです。大きすぎるパンプスが原因だったみたいですね。今履いている靴(カマタ注:土曜日に買った、値段には見えないとっても高いサンダルである)もいいですが、理想はやっぱりぞうりなんですよ」と、さかんにぞうりを主張する先生なのであった。竹虎の山岸さんが聞いたら涙を流して喜んでくれるに違いない。そうそう、帽子デザイナーとして知られる平田暁夫さんも竹虎の竹皮ぞうりファンだとのこと。私も家では愛用してるのだ、実は。


これ、竹虎の製品。すごく足になじむし、フローリングでも快適。ジーンズにも似合いますよ。

2002年6月6日(木) 谷根千
谷中・根津・千駄木をぶらり。したいことを全部してみました〜というようなミニ旅を挙行。詳しくは7月のボストンクラブの公式ファンサイト・極楽クラブにて。朝、特急に乗るときに余裕でホームに入ってきつつある特急をバックに撮影したりして(やったことがある人ならわかると思うけど、これは結構大変なのである)、へへへん!余裕よ余裕!!なんて乗り込んだら、14号車の3Bというのを、なぜか3号車だと勘違いしていたのだった(バカっ)。3号車から後ろへ移動中に検札中の車掌さんがいたので、「次の駅は我孫子ですかあ」とオマヌケな質問をしてしまった。「次は終点上野ですよ」という返事。ということは、7号車と8号車の間は行き来ができない仕組みのフレッシュひたち---だから、私は自分の指定席にたどりつけない。うっ。車掌さんも察してくれて「1〜4号車のあいている席、どこでもいいですから、お掛けくださいね。構いませんよ」だって。朝からとんでもないねえ。まあ、こんな話はともかく、食べたり猫と遊んだりの下町散歩は楽しかったのだニャ。


2002年6月8日(土) さくさくガーディナー
午前中、肥料と種と苗を買いにでかけ、夕方、育苗ポットに植えてあったトウモロコシを地植にする。と書くと、かなりマジメなガーデナーのように思えるが、さくさくさっくり型(ま、いい加減なのね)で、とっても大らかなのである。バジルの種を蒔く。ちょっと遅すぎた。なので、しっかり苗も購入してきた。パセリも苗だ。植える前に軽く耕したら、去年の種芋から育った新ジャガが結構収穫できた。棚からボタ餅だった。蒸かして食べた。極上美味口福的午後である。

2002年6月10日(月) ぶつぶつ
リース契約の切れた大型のコピー機を引き取りに来る約束が、7か月過ぎても取りに来ない。やる気があるんだろうか。たしかにたまたま来てくれようと電話してくれた日が都合が悪いことが何度も重なったのだけど、ねえ。はやくコピー機をどかして、そこに仕事で使う食器のための棚を入れたいんだよなあ。ぶつぶつ。

2002年6月11日(火) ノイズ
ミニトマトの初収穫(3個)。これからだんだん収穫できるはず。ラジオCMの録音で水戸へ。これで終わりかと思いきや、最終段階でなぜかノイズが確認されてしまい、スタジオが使える最終時刻ギリギリにアップした、ひやひや。関東は梅雨入りした。

2002年6月12日(水) とあること
あることをネットで調べているうちに、とんでもない事実がわかってしまい、しばし落ち込んだ。ネット検索はまあ仕事のようなものだから、時々はこうなることもある。当事者は何も気がついていないのだということが一番イタイと思った。そういう人間に説教をされた私って。

2002年6月13日(木) そんな特急はなかった事件
14時から神田で打ち合わせ。しかし、15日に撮影があってその小物を準備する関係で、朝から東京に出る。9時20分の特急に乗るつもりがガーン! そんな特急ないのだった。なんだか勝手に勘違いしていたらしい。しかも、判明したのが9時12分の特急が入線した直後で間に合わなかった。しかたがないので、次の特急まで待って、それに乗った。やれやれ。上野へ着いて有楽町へ移動。10時を十分すぎるほど回っていたのだが、なんと、デパートの開店時間は11時や11時半と、軒並み遅くなっていることに気がついた。前は仕事で徹夜になったら開店直後のプランタン銀座に飛び込んで着替えのための洋服を買ったものだが、11時半じゃ買えないなあ。とりあえず数寄屋橋阪急からスタートして、有楽町阪急→有楽町西武、プランタン銀座(ここで見つからなければ有楽町エリアは全滅)と動く。キャトルゼゾンでディッシュクロスを何枚かと皿を購入。ただしこれは土曜日の撮影に関係ない。次に行った有楽町阪急には食器売り場そのものがなくなっていた。絶句! ここも向かいの西武も女性のファッションが充実したデパートだが、まさか売り場そのものがなくなってしまうとは。西武の別館のアフタヌーンティーをチェックするも、探している食器はなく、プランタンへ。ここで見つかった。購入。宝塚[千日劇場]跡の無印良品でこまごましたモノを買い、MUJI Mealでランチを済ませ、神田へ。内容の濃い打ち合わせをいくつかして、山手線で東京に戻る。大丸でダメ押しのチェック。そのあと高速バスで爆睡のうちに帰宅。帰ったら仕事が待っていた(笑)。



上/本日のランチ。ナイフとスプーンはきちんとしたカトラリーなんだけど、肝心のフォークはプラスチック。それもうんと丈の短いアウトドアっぽいもの。飲み物と合わせれば1000円近く払うのにそれはないんじゃないかと思う。とっても食べにくいわけだし。結局お箸を使うのでした。下/トイレの個室(洋式)に座ると、目の前にこれが。言葉よりずっと美しいです。


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Akiary v.0.30