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2002年3月6日(水) トラフダケ
トラフダケ(虎斑竹)という竹がある。私の尊敬する牧野富太郎博士が発見された竹。竹は通常使っているウチに味が出るのだが、いきなりはじめから、渋い竹なのである。通好み、と言ってもいい。これが好きでたまらない。で、例の5連ポスターにも使っている。はまぐりのお椀の下にある箸である。これで鯖の棒寿司なんぞを食べた日には、とりあえず明日何が起こってもいい、というぐらい幸せなのである。トラフダケなんて聞いたことがなくても不思議はない。私のトラフダケ歴もそんなに古くない、というよりものすごく浅い。でも、魅了してやまないものがある(私がトラフダケのことを深く語るよりココを読んでいただいたほうが、わかりやすい)。高知のオーベルジュ土佐山では割り箸ではなくトラフダケの箸を使用しているのだそうで、使用後は持ち帰れるとのこと。ある年数以上の竹を使用しないと箸はできず、しかも手間がかかるらしい。先日、ギフトショーで竹虎の四代目・山岸さんにお会いしたら「需要に生産が追いつかなくて」とおっしゃっていた。で、高級な宿でも人気のこのお箸を、仲間内で確保。5連ポスターの掲示記念にプレゼントすることに。どうぞ応募を。今の私の夢は、高知の「藤のや」さんで、もういっぺん鯖の棒寿司(ならびに鰹のたたき、鯖のたたきなどなど)を食べることで、そのときには絶対この箸でと決めている。

2002年3月9日(土) 笠間
キリンシーグラム「極楽クラブ」の旅行記を兼ね、笠間へ。ぽかぽか。常磐線から水戸線へ乗り換えて、ガタゴト。すごいローカルな鉄道の旅。なんたって、キップの回収は車掌さんだもの。なぜかその電車の中は結婚披露宴にでも出るというようないでたちのオジサンばっかり(きっとみんな行き先は一緒なんだろう)。まだお酒は入ってないからいいようなものの、帰りにこんなオジサン達と乗り合わせたら酒くさいんだろうなあ(笑)。指定された福原駅で降りる。そこで橋口さんと待ち合わせ。それから橋口信弘さん+藤橋敦子さん夫妻の工房へ。ウメちゃんの熱烈歓迎をうけてしまった(もう、犬好きの私としてはうるうる)。橋口さんはダイナミックな織部。藤橋さんはオリジナルな創作陶器。いろいろな話で盛り上がってしまい、気がつけばすでにお昼過ぎ。笠間に出て、昼食(書きたいことはいっぱいあるけれど、まあ、機会があったら書くことに)。そのあと笠間稲荷へ。昔ながらのお土産物屋さんを見ながら歩く。そのあと、茨城県陶芸美術館に立ち寄り、周辺を散策。陶芸ショップ スペース nico(ここ、センスのいい物だけに絞り込んで扱っている。とってもいい)で、お買い物♪ すごく充実した一日だった。


ウメちゃん。とってもフレンドリー。なんとウメちゃんの食器は藤橋さんの作品だった。写真の後ろのほうにちょこんと写ってるのがそれ。。おおおおおおー、芸術のわかる犬君かあ。


藤橋敦子さんの作品。温かみのある食器が中心。彼女の作品が大好き。今の私の気分かな。


こちらは橋口信弘さんの作品。ダイナミックな織部だ。生活の中で使われると、さらに元気が出てくる。私は飾り物にはぜんぜん興味がないから、藤橋さんや橋口さんのような、使うことでさらに味わいが深くなる食器が大好き。

2002年3月22日(金) 撮影
朝から新聞広告のためのカットを撮影。意欲的な仕事。グラスが思いのほか大きかったのを除き、無事に終了。他の打ち合わせもたくさん進んだ。サクラが咲いていたが、花見などする余裕もなく一日が過ぎる。風が冷たくて、はりきってブラウス一枚の私はとんでもない目にあった。先取りしすぎはダメだ(笑)。

2002年3月24日(日) 懐かしフード:栗ボーロ
子供の頃よく食べていたのに、すっかりご無沙汰なもののひとつに栗ボーロがある。どこで買っても、だいたいこの形。キスチョコに星のアレンジを加えた形状だ(スポロとかいうチョコがまさしくこの形だったかも)。全国区フードだと思ったら、そうでもないらしい。ちょっとカルチャーショックだった。


たまごボーロと違って、カリカリしていない。どっちかというと湿気てるような、ホロホロくずれる食感。


2002年3月25日(月) つるんつるん
じつは肌にはちょっと自信があるのだ。長いあいだ化粧をしなかったこともあって、肌が疲れていない。そのうえ、早寝早起きである。それでも、年齢的な肌の衰えはあるわけで。先日、竹炭せっけんを入手。真っ黒なせっけんで、においもなんとなく炭。知らない人が見たら、完全にひいてしまう石けんである。でも、信じて使った。使った翌日から、肌の表面が全然違う。とくに感じるのは朝。うれしいなあ。まだ[つるんつるん]でいられるんだもの。炭には殺菌効果があるから、それもちょっと期待できるかな。1個使い切る頃に、また報告ね。

2002年3月26日(火) 騒動買い
とあるものを衝動買いする。とってもいい買い物だった。

2002年3月26日(火) FAXが蘇った
FAXに線が入ってしまうので、イライラしていた。鏡面が汚れているのは間違いないのだが、今使っている機種は鏡面が出てなくて、直接きれいにすることができない。昔の機種はどれも当たり前のように拭けたのに。エアーダスター(スプレー式で強力なエアーが出るもの)があればたぶん大丈夫と思っていたが、さてどこにしまったのやら。しかたがないのでアスクルの注文書に記入した。今日、パソコンのディスプレーの裏側をゴソゴソしたら。そこにはエアーダスターが! さっそくFAXのそうじ。少しずつ線の量が減っていく。あと1つだけがどうしてもとれないので、あきらめ。それでもずっとマシ。でも、寝て起きたら、完全に線がなくなっていた。すっきりしてうれしい。これで校正の戻しもバッチリね。

2002年3月27日(水) 衝動買い-2
シャトルシェフを見たら、いきなりお買い物モードに入ってしまった。そうだ、明日の花見はこれで温かい料理を持っていこう!と決める。3分後には買っていた。とんでもない買い物である。でもきっとおいしいものを作るから、これはこれでいいんだと、ひとり納得する。ついていた料理本が25年ぐらい前の料理本のイメージなので、ちょっとびっくりした。


2002年3月28日(木) 上野でお花見
今日は東京。先日、「村上レシピ」など、精力的に本を出していらっしゃる岡本のぶかつさんからメールがきて、会いましょうってことに。せっかくなので、花見をしましょうということに。いつものごとく高速バスを利用したんだけど、これが激しく渋滞。間に合わないんじゃないかとヒヤヒヤした。ついていきなりポスターの確認をして記念撮影を手早く済ませ、待ち合わせの場所へ。


駅ビル・アトレができてキレイになった上野駅。これまでと人の流れが変わった気がする。アトレのオープンまでは利用者が多かったコンコースにポスターがある。5連と言えばここ、みたいな場所。

岡本さんも上野の花見は初めてとのことだったけど、実は私も上野で花見をしたことがない(笑)。で、悩む。やっぱり紙皿とかの世界ではないよなあ。朝、前夜のうちに仕込んでおいたナブラタン(豆と野菜のカレー)をアツアツにして、シャトルシェフに。ナンとサフランライスも持参。で、岡本のぶかつさんは赤ワイン担当だったんだけど、まずはシャンパン。ちゃんとグラスも用意してくれてあった。紙やプラスチックじゃ味気ないもんね。赤ワインもおいしくて、ごきげん。機関銃のように話をしまくった。きっと岡本さんはあきれているに違いない。あとのメールでは「カマタさんは書く文章のようにエネルギッシュで次々と言葉が出てくるのを聞いていて楽しかったです」と書いてくれてあったけど、どう考えても喋りすぎだったと思う。岡本さんの話はすっごくおもしろいのに、私はといえばその30倍以上話していた。とほほ。合気道の袴の話とか、村上レシピの裏話とか、もっと聞きたかった。それぐらい、おもしろい。経歴も何やらおもしろい。うーん、「村上レシピの裏レシピ」として、本の制作現場を密着取材したら一冊書けるなあ。そうそう、「渡る世間は鬼ばかり」の公式レシピ本も発売になった。岡本さん、パワフルっ!


カトラリーも食器も全部日常のをそのまま持っていきました。花見といえど、カマタ式。スモークサーモンと新タマネギのマリネ、タコとミニトマトのマリネ。


シャトルシェフを風呂敷に包んで抱えていく私も私だ(笑)。もしかしたら、シャトルシェフよりもミニコンロのほうがコンパクトだったかな。うーん、宴会仕様になっていく〜♪


どこでもセルフ。昼間に堂々と飲めるのは、自由業の特権でしょ。とかいいつつ、次の打ち合わせが「2時〜3時に連絡」とアイマイにして入れてあるのだ。

お開き後、東京駅へ移動。打ち合わせ終了後、駅の人にポスターがありそうなところを聞いたら、丸の内側を教えてもらった。でも、広すぎてわからないので、あっさり駅員さんに聞く。そうしたら、客室乗務員室を案内され、そこで詳しく聞くことができた(きっちり全部を把握しているようだった)。今貼られているのは、丸の内北口の改札を入ってすぐ右手と、八重洲中央口の改札を出て右手、トラベルプラザ脇とのこと。さっそく戻って撮影。


丸の内側は、人が絶え間なく通る場所でした。



こちらは八重洲中央。じつはこのほぼ正面にあるビルで働いていたこともあって、懐かしい場所です。お昼はよく大丸の地下で買ってました。


2002年3月29日(金) 特急
土浦から水戸まで、常磐線普通なら1時間ちょうど。特急を使えば30分である。最近は特急を使うことが多くなった。たった30分の違いなのだが、車両の快適さが全然違うので、もっぱら移動時間を考えごとの時間にあてている。950円を高いと考えるかどうか。ついたらいきなり仕事モードに入れるという点で、特急はとても都合がいい。そうそう、今日、水戸へ着いたら撤去されていた5連のポスターがまた貼られていて、ちょっとごきげんだった。

2002年3月31日(日) 財布の逃亡
昨日の夕方まであった財布がない。でかけるときに、ないことに気がついた。見つからないまま出かける。どこに逃亡したのだろう。


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Akiary v.0.30