さて、メインのミール。焼いたトマト、マッシュルームのソテー、目玉焼き、ベークドビーンズ。どれもシンプルです。お皿もさわれないぐらいアツアツ。なんと優雅な朝食なんでしょう(近所でこういう朝食が味わえるなら、たまに出かけてもいいなあと思わせるぐらいすてきです)。ロンドンでこの内容の食事が出ることはまずありません。コンチネンタルだと、ジュース、パン、コーヒーか紅茶で終わり。サマセット・モームの言葉に「イギリスでよい食事をしようと思うなら、朝食を3度とればよい」というのがあります。ここの宿の朝食を見ていると、ほんとうにそんな感じです。とってもお得な宿でした。ただ、どこでもフル・イングリッシュ・ブレックファーストを味わえるわけではありませんので、念のため。ちょっと郊外へ出ないと難しいと思います。それと、イギリス全土に言えることですが、B&B でシングルルームはやはり少ない。空いていればツインでもシングル料金で泊めてくれたりもしますが(あくまで好意で)、それも状況によりけりなので、宿が決まってない場合、できるだけ早い時間に移動を済ませておきたいものです。

 



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